大人よりも薄くデリケートな赤ちゃんの肌には、様々な肌荒れやトラブルが生じることがあります。
いざという時に適切な判断と処置を行うため、それらの肌荒れトラブルの種類についてあらかじめ把握しておくことが大切です。

赤ちゃんの肌荒れトラブルの種類

①あせも
大人よりも体温が高く、汗をかきやすい赤ちゃんにとってあせも(汗疹)は非常に多い肌荒れトラブルです。

汗の溜まりやすい場所で特に起こりやすいため、おむつに覆われているお尻や腰周り、また髪の毛で覆われている頭や、皮膚の重なる部分が多い首周りなどはあせもの起こりやすい部分でもあります。

あせもを放置すると湿疹の範囲が広がってしまい、膿を伴う「とびひ」になる場合がありますので、注意しましょう。

②かぶれ
赤ちゃんのかぶれは、主におむつに覆われたお尻周りに多く見られます。

お尻全体が赤みを帯びて痛みやかゆみを伴う炎症を起こしたり、湿疹となることもあります。

尿や便が刺激となることはもちろん、おむつの中の蒸れや汗などもかぶれの原因となります。

③乾燥肌
大人よりも薄い赤ちゃんの肌は、水分を保持するバリア機能が弱く乾燥しやすくなっています。

皮膚を覆う角質もまだ未発達なため、乾燥を放置すると肌表面の水分がどんどん失われてしまいます。

特に皮脂の分泌量が減る生後4カ月以降はその傾向が顕著となり、乾燥肌や肌荒れを起こしやすくなります。

④湿疹
赤ちゃんは皮膚が大変デリケートな上、特に皮脂の分泌の多い新生児期には新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹といった湿疹が多く見られます。

清潔に保つことで治まりますが、赤ちゃんがひっかいたりすることで悪化するおそれがあるため、乳児用のミトンを付けたり爪を短く切るなどの対策が必要です。

⑤アトピー
皮膚に湿疹や炎症の起きやすい赤ちゃんですが、かゆみの強い湿疹が慢性的に続く場合にはアトピー性皮膚炎であるおそれがあります。

他の湿疹と見分けることが難しい場合もあり、現在でもアトピーのはっきりとした原因はわかっていませんが、2歳ごろまでには症状が軽くなることが多いといいます。

赤ちゃんの肌にトラブルが見られた時、まずはそれがなんであるかを見極めることが重要です。特定が難しい場合には医療機関を受診するなど、早期の対応を心がけましょう。

赤ちゃんを肌荒れから守る基本2つ

肌荒れを防ぐには、全身を清潔に

赤ちゃんの肌を守る最も重要なスキンケア方法は清潔を保つ事、そのためには毎日お風呂に入れてあげる事は欠かさないようにしましょう。

お湯で流すだけではなく赤ちゃん用のボディーソープでしっかりと皮脂汚れを落としてあげましょう。ボディーソープは泡ででてくるタイプが便利です。

特に汗をかきやすいくびれの部分や頭皮などは皮脂が溜まりやすく菌が繁殖しやすいため、特に念入りに洗ってあげてください。ガーゼやスポンジは肌に刺激を与えてしまうため、なるべく素手で優しく洗ってあげるようにしましょう。

肌に優しいアイテムを身の回りに置いて予防

赤ちゃんの肌を守るためには身に付けるものや身の回りの物にも気を配りましょう。

衣服や肌着はガーゼ生地など吸収力が高く通気性の良いものが良いでしょう。汗をかいたり吐き戻したりした際はこまめに着替えさせてあげて下さい。

布団やタオルケット、ベビーカーのマットなどはなるべく速乾性があり熱がこもりにくい素材のものがおすすめです。

また、赤ちゃんが遊ぶおもちゃは、手にしたまま顔をこすったり口に運んだりするので当たっても痛くない軽くて柔らかい素材の物を選ぶようにし、定期的に洗ってあげ清潔に保ちましょう。